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■消えた女子大生 3日前の金曜日、メリーランド州のアトランティック・ビーチで19歳の女子大生、ケイト・ジョイスが行方不明になった。失踪直前までケイトと一緒にいた若者、シド・ピアソンとジェイムズ・バレットのふたりが重要参考人として身柄を拘束されたが、ふたりは、ケイトと金曜の夜にクラブで出会いセックスはしたが、全て合意のうえであり、モーテルまで送って別れたと主張。拘束期限の72時間まで残りは12時間。しかし供述に矛盾はなく、地元警察は証言を切り崩せずにいた。 ■ふたりの容疑者 裕福な家庭で育ったピアソンは、支配的でカリスマ性があり、自信家。一方バレットは、親が居場所を転々としていたせいで流されやすく、ふたりは一見、典型的な主従関係にあるように見えた。ふたりは10歳の頃から幾度も補導されており、昨年は、不起訴にはなったものの暴行罪でも捕まっている。BAUは彼らをシリアルキラー型人格と分析。プレンティスはバレットを、モーガンはピアソンの尋問を担当、心理的に揺さぶりをかけようとする。しかし彼らは同じ証言を繰り返すばかりで、あげく、示し合わせたようにウソ発見器での尋問を希望。そしてなんとその結果は「シロ」であった。時間は刻一刻とすぎ、残り時間は3時間をきった。彼らはいったいどうやってウソ発見器を欺いたのか……。 ■彼らは殺していないのではないか? 被害者のケイトは優等生で、知らない男についていくようなタイプではない。なのになぜ、今回はピアソンとバレットについていったのか。リードとロッシは、失踪以前にもケイトが、ふたりとどこかで出会っていたのではないかと推測。その後、ガルシアの調査で、バレットの勤める店でジェットスキーをレンタルしていたことが判明する。バレットはケイトと金曜の朝に出会い、ピアソンよりも先に彼女に目をつけていたのだ。しかしピアソンの携帯におさめられた写真からは、彼女がバレットには目もくれず、ピアソンにだけ興味を示していたことが見てとれる。やがてバレットへの尋問を重ねるBAUは、彼が決して愚鈍ではないことに気づいた。彼は落ち着きがなく、一見、従属的に見えるが、決して弱っているわけではない。 ■バレットの復讐 モーガンはウソ発見器にパスしたのは、供述は真実であり、実際に殺害していないからではないか、彼女を発見されない場所に捨てただけなのではないかと推測。また、携帯の写真を見たJJは、ケイトと別れた後に撮ったと見られる写真の背景に、ケイトの携帯が写っているのを発見する。しかしその携帯は、ケイトの宿泊先で発見されており、現在は両親が保管している。つまり、ケイトは彼らの供述通り、一度、ホテルに戻っていたのだ。ピアソンはケイトをモーテルに送り、その後バレットを家まで送った。ところが携帯を見つけたバレットは、ふられた復讐のためにもう一度ケイトに会いに行き、薬で眠らせて船に運び、サメのいる海に彼女を放置したのだ。バレットのボートの速度を鑑みると、彼女を捨てた場所はおおよそ120キロ。自白を引き出せないまま拘留期限を迎えたものの、捜索ヘリがその距離の海域を捜索、やがてブイに必死に捕まって手をふるケイトが発見された。 【格言】 「必ずしも悲劇に血の匂いはいらない。荘厳な悲しみに満ちてさえいればよい。それこそが悲劇の魅力なのだ」ジャン・ラシーヌ(1639年-1699年)17世紀を代表するフランスの劇作家。『フェードル』『アンドロマック』などギリシア神話や古代ローマ史を題材に、愛憎が半ばする情念に満ちた悲劇を得意とした。 【ゲストスター】 ケイトの父親は「アリー my love」のビリー役のギル・ベローズ。シド・